先日、「おおかみ子供の雨と雪」を見ました。

昨年、大ヒットし、受賞もされた有名な作品です。



下記はネタバレを含むの感想が書かれています。














個人的な感想を言わせてもらうと

何の解決もしてないんじゃないの？

というのが見終わってから最初に思ったことです。



全体的に早足感があり、赤ちゃんから小学校高学年までを一気に描いていたせいか

もっと深く「母と子」の繋がりを描いても良かったんじゃないでしょうか。



また、父親が死んでから母→子ではなく、子→母の絆が強くなる話がないので、

雨もあっさりと山に戻るし、駐車場に母親置いていくし、

雨がいなくなったら雪はどうするのかなと思ったら、

中学進学でいなくなるしと「親離れ子離れ」を描いているわりには、

あっさりしているような気がします。

他人の家をテレビで見ているだけ感？

終わってからも、「それで・・・・なに？」という感じが凄くしました。



あと本人（子供）達が「おおかみ」であるという苦悩が、

まったく伝わってこなかったので

その設定でなくても・・・・・と思ったのもあります。

細田守監督　映画「おおかみこどもの雨と雪」に込めた思い

ここで「おおかみ」にした理由は書いてはあるのですが、

やはり、もう少しクローズアップして欲しかった。



全ての設定が軽いので、全ての感動が薄い・・・・・。

盛り上がりがどこかもわからない。

時々、「なんで？」と現実に戻らされる時がある（例えば絶滅貴種をゴミ清掃で運ぶの？とか）



評判と「サマーウォーズ」が面白かった分、

見る前から、自分の中でハードルを上げていた部分もあったかもしれません。

ただアニメとしてはすごく良い出来であった事は間違いないです。



感動されている方も多いので、

自分の心がひねくれているのかなとも思わなくはないですが・・・・・。

「コクリコ坂」に関しては、本当に何も感じませんでしたし。



花が最後に雨に「まだ何もしてあげてない」というセリフを言うのですが、

何があって、何に対して？？？

と一番イイシーンで、首を傾げてしまったのが致命的か・・・・。



これはダメな歳の取り方をしてしまったような気がしてきました。






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