会社を退職する前から、

いろいろな方々に会わせていただいてました。



それこそビルをいくつも持っていたり

１００万以上の部屋を借りていたり

毎日、遊んでるだけとか言ってる人など

凄いなあと感心する人も多かったのですが

天井というのはやはりなかったと実感しました。




感覚がマヒするというか、

自分はまったくもって貧乏なのですが、

そういう人とばかり会っていると

凄い人でもあまり感動しなくなるんですよね。



羨ましいはずなのに羨ましくない。

「もっと凄い人を知っているから、そんな場所は目指さない」

みたいな言い訳を自分にしていたんですね。



とはいえ、そんな状態の中、

ある人にお仕事でお会いさせてもらいました。



久しぶりに感じたのが

格が違う

ということ。



自分と同じ、プログラマである事も「格が違う」と感じさせた

一つの理由なのかもしれませんが

それでも考え方が、同じ人種とは思えなかったのです。



「国を作ろう」

これが自分がお会いして言われた言葉です。

しかも「自分達の」ではなく「君の」です。

意味がわからない。



お仕事のお誘いを受けたのは

これまでいろんな方から何度もありましたが

そういう誘い方をされたのは初めてでした。



もちろん、その方は今でもかなり儲けておられます。


高級タワーマンションに事務所も含めて３室持っており、

何もしなくてもお金が入る状態です。

国内・海外と幅広く投資もしていて、

本当に遊んで暮らせる方なのです。



ただ、そういう方は、これまでにも

たくさん会わせていただいていたので

それ自体には特に何も思わなかったですが

その方曰く、投資というのは「盾」であると。

お金を出して、投資した人達を守り、それで報酬をもらう。



でも今は自分達で「槍」を作りたいと言われました。

投資している時点で攻撃しているのでは？

とか思ったのですが、「槍」と「盾」が合体したら

一番ベストではないのかと思ったらしいです。



その人の言う「槍」とは

自分達だけで完結し、自分達だけで儲ける仕組み。

誰かに対して売る、誰かに対して借りる

そういうものが一切なく、

自分達だけで回す仕組み。

それが「国」であり、「槍」であるらしいです。


「鎧」なのでは？とか思ってしまいましたが。




しかし、確かにそのアイデアは完璧で

そんな発想があるのかと感動しました。

これが本当の上に居る人の考えなのかと。




そしてこれまでの方と違うのは

自分で最初に納得行くまで調べること。


アイデアを出し

収益が出るかどうかを徹底的に知らべ

かつ、システムの仕様を描き

そしてそこから初めてスタート。



もちろんこれが普通なのです。

会社で勤めていると、

そうやってやってきたんですから。



でも凄いと言われている周りの社長さんなどは

アイデアだけ出して、そこまでする人はいませんでした。

他にもそんな方はいるとは思うのですが

そういう人が希少であり

本当に信頼できる人である事がわかりました。




信者とか熱狂するわけではないですが、

こういう方に巡り合えて

自分は本当についているなと思いました。



実はもっと驚いたというか、まいったのは

これから自分がやろうとしていたプロジェクトを

先にやられていたり、すでに研究されていて

ほとんど論破された事です。


おおう・・・・スタートしてないだけで

プログラムが完成しているのを見てショックを受けた。










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